【オリガミキング】100%クリアした感想!オタクの喜びどころがわかっている...!
マリオストーリー、ペーパーマリオRPG、スーパーペーパーマリオ、スーパーシールはプレイ済み。カラースプラッシュは当時忙しくてやってないマン。
※上記作品と本作のネタバレを含みます。
クリアしてからほぼ毎日pixivとかtwitterで検索かけるくらいキャラと世界観にハマりました。ゲーム部分もドチャクソおもしろかったので、全部ひっくるめた今の気持ちを書いておきます。良かったポイントを整理していくぞ!
キャラクター
オリビア
活発でコミュ強なお嬢さま。誰とでもすぐ仲良くなれる。洋画の吹き替え版みたいなセリフ(ジョーク?)が多い。語尾もお嬢さまチックでお上品ですわよ。
最初のうちは独特な言い回しに辟易していたが、ボス戦でいっしょに戦ってカミテープを攻略していくうちに相棒として欠かせない存在になっていった。
なかまキャラが加入してからはツッコミ不在問題も解消。セリフの掛け合いもおもしろかった。🟡「先生!ただ呼んでみただけー」🍄「オリビアくん!ただ答えただけだ」
カミさまに変身して戦闘やマップ攻略に絡んでくるのも良い。2回目以降の変身シーンは演出スキップが可能。痒いところに手が届く。戦闘中もスキップさせて♡
物語を通してオリビアの成長が印象的だった。特にボムへい周りのエピソードは一つ一つのイベントが丁寧に作られていると感じた。1話完結ではなく、後の章に影響を与えるような話の構成はペーパーシリーズでは珍しく新鮮だった。
落ち込みイベントからの「ばかウケ〜」回収で涙腺が崩壊した。ボムへいとの思い出づくり旅がオリビアの再起に繋がるって何それエモすぎない??
ボムへいと別れてからしばらく経ち、クッパ城で一般ボム兵に遭遇。からの「ボムへいさんにまた会えた気がして元気が出ましたわ!」。乗り越えたんやな(´;ω;`) なおそのあとのミニゲーム
オリビアちゃんの言い回しの変化にも注目。「カミテープをなんとかしなきゃいけないのにテーマパークだなんて......> <」→「なんておもしろそうなの〜^^」というように、溜めてから違うことを言うパターンが序盤は多かったが、終盤は文脈通りに、ストレートに自分の気持ちを主張するようになる。細かいテキストの変化でも彼女の成長を感じさせてくれる。
すっかり歴代ガイドキャラで一番好きになってしまった。なんで逝ってしまうの;;
ボムへい
発売前自分「うわ〜仲間キャラ無個性すぎる〜!こんなの愛着わかんでしょわかってないな〜〜〜」
☝️おまえに何がわかるねんぶっとばすぞ!!!!!
脱力系&記憶喪失&後輩属性とかいう刺さる人には刺さりまくるボム兵。ジャンプしたときのSEがかわいい。
彼に関しては語ろうとすると心が苦しくなる。例のイベントまで導火線がないことに気づいていなかった。ぼくの目は節穴です。
ボムへいはマリオファミリー縛りだからこそ生まれた奇跡のキャラクターだと思う。今までのマリオシリーズでは考えることもなかった「ボム兵の生涯」を取り上げていて、予想できない角度からプレイヤーの心を破壊してくる。不意打ちやめて!
青カミテープクリアまでのストーリー進行上、実はボムへいの存在はさして必要でない。ダンジョン攻略にはついてこないし、ボス戦にも参加しない。水ガミ神殿入り口のスイッチもそこにいるキノピオで事足りる。でもこの期間に積み上げたボム平との思い出が、ボム兵にしかできない役割を前に、ドラマを生む。
ピンキーやバレルのような特別な外見を持っていないただの「ボム兵」。でもマリオとオリビアにとっては唯一無二の「ボム平」なんだよな。うっ.......
一般ボム兵が言っていたあれはなんなんですかね。集合的無意識とかそういうやつですかわかりません。
考古学者の先生
「ペーパーシリーズの考古学者...??うっ頭が......」とはならない、ちゃんとした、まともな学者のキノピオ。しかし彼のまともさは冒険を進めるにつれ......。
過去作の仲間キャラのようにフィールド上で能力を発揮できる。彼を使わないと発見できないおたからフィギュアがあったことから、死に別れはないと確信できた。こちとら某ボムへいのせいで疑心暗鬼なのである。
範囲攻撃が超強い。砂漠エリアの敵はだいたいワンパン。攻撃モーションの短さが強者感に拍車をかけている。
敵シンボルに近づくと「こわい!」とか言う。かわいいなオイ!
歌はダメらしいが、ダンスホールではノリノリで踊っている。かわいい。
古代人を前にするとIQが暴落する。「わーい」とか言う。お茶目か!
黄テープクリア後も砂漠で待ち続けてくれている。ちょっと申し訳ない。土管の脇にオアシスとか先生の研究所とか用意してくれてもよかったんじゃないISさん??
カメック&クッパJr.
安定のコンビ。小さいフキダシでのやりとりにほっこり。カメックはJr.のお付き役が板についてきたなー。カメックババどこいった?うわ何をするやm
今回はクッパ様がマリオと敵対していないから終始仲間サイドだった。というか今作のクッパ軍団はかなり有能。カメックの鼓舞→クッパ城奪還→クッパ船出航の流れが超アツい。こんなにクッパ軍団が輝いてるの紙シリーズじゃ初めてじゃない??
カメックたちに愛着が湧いた矢先、火山での脱落イベントは堪えた。2人ともタフだから心配はしなかったけどw
MVPはクラウン操縦ヘイホーくん。報われて欲しい。
クッパ
エッチラオッチラ。序盤あんなにインパクトがあるにもかかわらず、スパーランドに入るまで完全に存在を忘れていた。すまん(´・ω・`)
彼のカリスマ性と人望は今作でも健在。マリオにはできないやり方でオリビアを励ます。オリガミむすめ呼び好き。
ラスボス戦に加勢するのは正妻の特権。ペーパーシリーズでは珍しく巨大化する。トントン相撲には一本取られた。
オリー
キノピオに強い憎しみを抱いており、全てのペラペラをオリガミにせんとするオリガミの王。逆恨みもいいところである。
部下のブンボー軍団はどうやって従えたのだろうか。あいつら自由すぎてあまり統率できてないんじゃないかという疑惑がある。
ピーチ
いつものさらわれ姫。出番は最初と最後だけ。ピーチはオリガミから元に戻れたけど、訛りクリボーたちは二度とこの世に戻れないんやな......
その他
ピオ...伝説の船乗り盗っ人。厨二病=古代訛り。
オリガミ職人...「いのち折り」で世界のルールに干渉してくる。ラスボスの風格。
イロエンピツ...ミサイルアーティスト。一人称ミー。語尾ざんス。ボス戦チュートリアルくん。
わゴム...ゴムゴムエンターテイナー。一人称ワタクシ。語尾ヨ〜ン。白鳥の湖ロックverで笑った。
パンチ...ノリノリあなあけフリーク。一人称おれッチ。語尾とくになし。気に入らないディスクをかけたときのコメントが面白い。
セロハンテープ...いきがりはりつけや。一人称オレっち。語尾とくになし。デザインが神。粘着質。実は小心者。
ハサミ...チョキチョキマニア。一人称ぼく。語尾とくになし。「殺人サイコパスを精一杯オブラートに包んで表現しました!」みたいな二つ名が好き。自分が一番つよいと思ってそう(オリーよりも)。
ホッチキス...王のばんけん。文房具のくせに喋らない(?)。カミの手フィニッシュがえげつない。
シナリオ、演出
ブラックジョーク多めだけど、本筋は王道の「悪いやつを倒して世界を救う」でわかりやすい。オリーの動機は最後まで引っ張ったにしてはしょぼかったが、勘違いで暴走して後に引けなくなっちゃった!ってのは(大小はあれど)日常でそこそこあるトラブルだと思う。
最後は反省のターンもあって後腐れなく一つの作品にまとまっていた。反省することなく自爆するラスボスなんていないよなあ。(※魅惑の道化師は大好きです)
紙テープ破壊後に街に行くとちゃんと活気が戻ってるのがよかった。探索時とクリア後でBGMが変わる演出もよき。こういう細かいところで達成感を与えてくれるの助かる〜。
Twitterでよく言われるグロに関して、紙だからなんとかなるっていう世界観だから「グロい!」というよりも「今度はそう来たか!」っていう感想の方が大きかった。
パンチやハサミの所業には「純粋ゆえの残酷さ」を感じた。顔面穴あきキノピオや百面クッパ軍団のビジュアルには驚いたが、犯人のキャラクターがわかってからは全然怖くない。たぶんそういうギャップを狙ってるんだと思う。
今作1番のホラーは間違いなくノッポきりえへい。ハサミが生み出した兵隊ということは間接的にわかるものの、特に説明がないのが恐ろしい。その飛び出し方やめろ!おしっこちびっちゃうだろ!
一部過去作の「脈絡なくリアルな扇風機が出てくる世界観」が苦手だったから、発売前にイロエンピツの動画が公開されたときは不安だった。いざ遊んでみるとブンボー軍団それぞれにキャラ付けがされていて、登場人物のひとりとして物語に組みこまれてるのが嬉しかった。ぽっと出のステージボス感は否めないものの、次の文房具は誰(?)だろうとワクワクしながら進めることができた。紙の質感からかけ離れたリアルな見た目も「ネジが外れたやべーやつ」感に繋がっててよき。ハサミのキャラクターはあのビジュアルだからこそ成り立っている。ドクロ島の扇風機は絶許。
いろいろ書いたけど、ボム平を生み出した時点でシナリオ+1000000億千万点なんですよね(謎まとめ)。
あ、あとマップごとに戦闘BGMが変わったり、旅の要所にベンチをおいて物語に連続性を持たせたり、助けたキノピオが観客に加わっていったりなど、細かいところの演出がゲームへの没入感を高めてくれているなと思いました(KONAMI)。
BGM
好きな順に。〜小並感を添えて〜
・いきがりはりつけや
イントロからリズム刻んでくる感じがすき。シールのボスゲッソーを思わせる後半の展開もすき。海に浮かぶタワーのてっぺんで戦ってるんやなってのがBGMからもわかるからすごい。
・チョキチョキマニア
あの死闘が蘇る。初見プレイでファイナルアタック全回避できたから999ダメを見ることはなかったものの、戦闘中は「これ当たったら即死するやつや...!」と確信していた。
・ノリノリあなあけフリーク
古代遺跡 × ダンスホール × 穴あけパンチとかいう脈絡のないモチーフを見事に融合させた神曲。パンチくんが曲に合わせてノリノリで動いてるのも良い。
・王のばんけん
ステージの雰囲気とは裏腹に明るめのBGM。でも「言葉の通じないヤベーやつ」と戦ってるというのは伝わってくる。モールス信号みたいなところすき。
・モミジ山戦闘
和&中華ロック(?)すき。永遠に聴いていられる。
・OEDOランド
昔の横スクロールゲームの日本ステージみたいな曲。今作のフィールドBGMは紙テープクリア前後で変わるのが良き。達成感が違うぜ!
・カミさま戦
ループの繋ぎ方が自然で、ずっと聴いていても飽きない。すごい。
たぶん共通のメロディーが使われている。心が抉られる。
パズル→攻撃でシームレスに曲が変わる演出すき。IS開発だしFEのノウハウが生かされているに違いない。
だんだん豪華になっていくキノピオタウンのBGMもすき。パリピ全開なナイトプールの曲もすき。
ゲームシステム
パズル×アクションというなかなか意欲的なシステム。自分はパズル好きの部類なのでかなり楽しめた。とはいえ終盤のパズルは難しくてわかんなかったから金に物を言わせて攻略した。マネーisパワー。
雑魚戦のメリットが少ないのは相変わらずだが、パズルが楽しい(&戦闘BGMが聴きたい)から積極的に交戦してた。敵撃破後にコインが降ってくる演出も小気味良い。パズルが挟まるからテンポ悪くない?というエアプの意見をよく見るが、思考していたらすぐに時間が経つのでそんなに気にならない。
冒頭でも触れたが、全ての雑魚戦はお金で解決する。パズルのパターンもそう多くなく、練習(お金でカンニング)すればするほど楽になる作りになっている。親切〜!
ボス戦は雑魚戦よりさらにパズル要素が濃くなる。ボスごとに攻略法が全く異なっているため、試行錯誤しながら正解を見つけていくのがなかなか楽しい。逆にいえば初見殺しだらけなのだが、不思議と理不尽さは感じなかった。特に好きなのは火ガミ、パンチ、氷ガミ、ハサミ。普通に苦戦した。会話差分も豊富で、全テキスト回収プレイも楽しいかもしれない。
購入を迷ってる人がPVだけ見ると難しそうに感じるかもしれない。実際は救済要素たくさんあるし、やっていれば慣れるから問題ない。買わない理由を探してる人間はどうしようもないけど(辛辣)。マリオのゲームを作ってるところが初心者救済を用意しないわけがないのだ。
やりこみ要素
収集系のやりこみ要素が豊富。キノピオや隠しブロックはレーダーがあるから割りかし優しい。敵キャラ図鑑は積極的にエンカしていかないと埋まらない。最後の難関はオリガミカロンでした。いつもブーツカーで轢いてた。
過去作の100階ダンジョンのようなものはない。強いていうならリング島の連戦か。ハリボテパタパタは強敵でしたね...
ミニゲームもいくつかある。一定水準を達成するとトロフィーがもらえる。
・ヌシ釣り:まあ楽しい
・手裏剣:楽しい
・カラクリ屋敷:竹槍ゾーンが鬼畜
・急流下り:親のBGMより聴いたBGM
・ヘイホークイズ:ゆるさない
収集系も含めてトロフィーは全部で15個。 ヘイホーが一番キツかった。
キノピオ救出でアートギャラリーが、カミッペラあな修復でサウンドギャラリーが解放される。オタクの喜びどころがわかってますね!!アートギャラリーは俗にいう設定資料集である。最高〜!!
トロフィーコンプ後に本編をもう一度クリアするとご褒美がある。
まとめ
シナリオ良し、世界観良し、ボス戦たのしい、終盤で力尽きてない、かなりの良ゲーでした!個人的には神ゲーなんだけど、客観的に見ると雑魚戦でケチがつくかなーという感じ。
自分はめっちゃすきです。誰かに勧めたい。そしてボムへいで苦しんでほしい。
↓以下自分が見つけた過去作要素↓
・ピーチ城地下
・OEDO大劇城、舞台から捌けるハリボテヘイホーの1人がコケる
・プリンセスピーチ号 操舵室
・クリア後、ピーチ城城門のシーンでマリオ、ピーチ、赤キノピオが並ぶのは初代スーパマリオブラザーズのオマージュ?
(おまけ) ボス戦導入
おわり!